【特集】障がいを抱える方の“働く”はどうなっているのか?

Hito Rehaが設立した背景にはこんな地域の格差や障がいを抱える方の可能性を失っていることに気づいたからです。その背景を伝えていきます。

平成26年の宮城県の障害者手帳を有する方の種別や年齢別に関する概要を確認し、東松島市、石巻市、女川町、登米市を合わせて18歳未満の障がいを有する方が1000名を超えていました。また、このエリアは特別支援学校が3校あり、すべて「知的障害」を抱えた方を対象とした学校になります。
ここで疑問に思うことは、「知的障害者以外は、特別支援学校に通えないのか?該当しない方の教育や多様な機会はどうなっているのか?」ということです。宮城県では、主に知的障害者の方が増えており、仙台市以外でも、中学部と高等部の方が増えています。平成26年から6年経過した現在では、上記、中学部、高等部の方は就労可能な年齢を迎えるため、「障がいを有する方の雇用はどうなっているのか?」ということが気になりました。

 平成28年現在で、石巻市、東松島市、登米市、女川町の就労支援に関わる現状を整理しました。この石巻等のエリア全体を整理すると「就労支援に関するサービスを利用している方は、3.8%」でした。ここでの気づきは、「就労支援のサービスを利用することができない重症の方や該当しない方が多く存在するエリアに位置づけられているのでは?」ということです。
Hito Rehaは、障がいを有する方でも雇用に至らない方はたくさんいる可能性を考え、まずは障がいを抱えた方の“個性”や“チャレンジ”が生れるようなサービスを創ってみようと考えたのが発端でした。

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