はじめまして、一般社団法人Hito Reha代表理事の横山翼です。
設立以前、「温泉やカフェに行っても障がい者やその家族がいない」という現実に愕然としました。しかし、海水浴のイベントでは多くのサポーターと環境を整えることで障がい者もその家族もその場に居て愉しむことができています。このことから「イベントではなく“日常”に」がHito Rehaのテーマになっています。
Hito Rehaは、個人、地域、社会それぞれのフェーズで、“制度と制度の狭間”へ革新的なサービスや仕組みを試みています。例えば、運動が苦手な子ども、発達の遅れのある子どもへのパーソナルトレーニングでは、子どもが本来持っているはずの能力を十分に発揮できていないことがあります。適切な指導とコーチングがあれば、4か月ほどで、運動能力が改善され、新たな可能性に満ち溢れた日々と出会うことができます。
また、障がい児者の母親の雇用も深刻な問題です。働くことを希望しているのに、働くことができない、現況の制度や資源を活用できない場合もあり、母親への伴走支援を始めています。誰もが“働くことができる”という選択肢と“自らの暮らしに誇りを持てる”ということを取り戻していく、それがHito Rehaにできることだと思っています。
Hito Rehaは、障がいの有無、年齢、価値観、人種などあらゆる違いを認め合い、共に暮らしを豊かにできる存在で在り続けます。そして、誰もが地域や社会に心地よく生きていける寛容な社会を実現していきます。